占いってどこまで信じる?

私が小さい頃は、雑誌に少し掲載されている「星座占い」をよく見ていたものです。星座って12種類あるから、運勢が12種類しかないというのも、その時はあまり深く考えず。
占いって当たるんだ!と思ったのは、県外に就職して、研修中に行った先の寮母さんとの出会いでした。
新入社員が研修にくるたびに、占ってあげているみたいでした。占いといっても、占い師だったわけではなく、普通に販売されている書籍を使い、誕生日をもとに占っていくわけです。
それは皆さんご存じの「細木数子さん」の「六星占術」です。一番最初に、基本的な性格を言われたのですが、自分のことなのにとても衝撃を受けたことを覚えています。
まあそれも、全員が当てはまるわけでもありませんし、何ひとつ当たらない方もいるでしょう。
六星占術は、年全体での運気とは別に、毎月そして月の中でも良い日、悪い日が書籍に載っている。この書籍は、毎年発刊される為買っちゃいますよね。
本屋に行くと、占いコーナーはかなりの場所を占めるほど、たくさんの書籍があって、またその種類も多い。タロットや血液型占い、動物占い知らない占いの方が多いかもしれません。
時間がある時は、その中でも興味ある本を見たりしますが私の場合、占いは「良いことしか信じない!」ようにしています。
あとは、大凶のような気をつけなけばならないことも覚えておきます。とはいえ、占いに従って生活をするわけではありません。
よくあるのが、年末に「そういえば今年の占いは・・・」と振り返った時、過ぎ去った日々を思い出し「あぁ~あの時は運気が悪かったんだ」と。逆に良いとされていた1年だったはずが「何もいいことなかったかも」と思うこともありますね。
よい1年になるということは、その機会やチャンスが通常よりも多くある。だけど、それを掴めるかどうかはその人自身にかかっているわけです。何もせずに、じっとしていては近づいている幸せに気づかない可能性が。
あと、運気が良い人と一緒にいることがいいらしいです!これは経営者の方たちがそうしているようで、業績が悪いからこの人とは近づかない!ってことではなくて、運気がめちゃくちゃいい人と一緒にいるとおこぼれ的な運をもらえる!お互いそうやっているみたいです。
だったら、この1年の自分の運気が良いと占いで出ているならば「私、運気がめちゃくちゃいいんだよね!」と周りに公言してみるのはどうでしょうか。
運気がいいからニコニコしているのか。ニコニコしているから運気が良くなるのか。占いが好きな人は、おそらくですが、お寺や神社も好きな人も多いはず。
神聖な場所に行くと、気持ちがす~っと落ち着く感じが何だか心地よいですよね。今は観光客が多いので、静かに佇むみたいなことはできないかもしれませんが、その場所に行ったり、お守りを買ってみたり、要は縁起がいいこと、パワースポットなど、そういうことへの信じる力が強いのかなと思います。
来年は良い年!という占いと、来年は何をするのも我慢の1年!という真逆の占いが存在してしまうことも有り得ます。
メディアに出ている人の言葉が信ぴょう性があるのかといえば、また違うでしょう。知り合いに「よく当たる占い師」がいたとして、今後のことをその人の言う通りにやってすべてうまくいくのか?は誰にも分からないのではないでしょうか。
これからのことに、助言はあったとしても、全てを占いでやるというよりは臨機応変に対応できる自分軸をちゃんと持っていることが、一番重要ではないだろうか。
不幸なことは誰でも避けたい!苦労はしたくない!
例えば、入籍日や結婚式の日程を、できるだけ縁起の良い日にしたいですよね。どちらかの誕生日も多いですが、最近では「大安」だけじゃなく「一粒万倍日」や「天赦日」も重なると最強開運日といわれます。天赦日は、年に5~6日しかない為、とても貴重な日ですね。
占いは、自分の人生で迷った時に、助言的に助けてもらうことで背中を押してくれるもの。また、本当に大事なことは自分を大事にして自分の考えや価値観を押し殺すような生活にならないように、気をつけることです。
私が思う運気のよい人は、いつも笑顔、人の話を聞くことが上手な人、ありがとうを素直に言える人、自分で自分の機嫌を取れる人・・・だと思います。
悪いことが続いた時って、占いで運気が悪い時だったのであらば、答え合わせをした時「だからあんなに大変だったんだ」となるのかもしれません。
そうだと気持ちが楽になりますよね。やっぱりだよね!って。そういう占いの使い方もありかもしれません!
占いは「信じる」ものではなくて、上手く「利用する」ことだと思います。
私はラッキーナンバーを覚えるようにしていて、ロッカーを使う時などは、その数字が入っているようにしています。そうすると「私は今日もラッキーだったな!」って思えるからです。
「ありがとう」とか「今日も私はツイている」と声に出すことによって、本当に幸せを引き寄せるということを聞いたことはありませんか。
「言霊」ってすごいですよね。「楽しいことが何もないな」と愚痴を言うよりも「今日も一日楽しむぞ」と朝から言い続けていたら、何だか忙しいはずなのに自分の脳が勘違いを起こすらしいです。状況と言っていることが違うぞ!って。
「占い」って、自分を信じ込ませてしまう程、力の強いものだと思います。
なので、だったら自分で口に出してしまって、勘違いでもいいから「今日も楽しい一日なるぞ」とか「ありがとう」を意味もなく連発してみればきっと、占いをも上回る強力な力を、自分自身で生み出しているかもしれませんね。